好奇心からの便り

好奇心旺盛に神々の出雲の国周辺や、日常の気になる情報をお届けします。

足立美術館 茶室『寿楽庵』純金の茶釜で縁起の良い一服と生の掛け軸 in島根

※この記事は2022年1月時点の情報を記載しています。内容に現時点との相違がありましたら申し訳ありませんがご了承ください。

 

こんにちは。

好奇心から、はじめての便りをおとどけします。

 

毎年いろいろな出来事があり、思いもかけないことに振り回され

あたふたしていると、またたく間に一年が過ぎていきます。f:id:sikanosuke6:20211228092942j:plain

Photo by koukishin

新たな年を迎え、この一年をいい気分で過ごせることを願います。

 

今回は年の初めということで、縁起の良い純金の茶釜のお湯で点てたお抹茶をいただける、島根県安来市(やすぎし)にある、足立美術館のお茶室『寿楽庵』(じゅらくあん)をご紹介いたします。

 

足立美術館 

足立美術館は島根県安来市古川町にある近代日本画と日本庭園を鑑賞できる財団法人の美術館です。

1970年昭和45年11月に故足立全康氏によって創設されました。

 

こちらの美術館は、巨匠横山大観をはじめとする近代日本画家の作品と、広大で素晴らしい日本庭園でも知られ、国内外から人気を得ています。

 

f:id:sikanosuke6:20211228113501j:plain

Photo by koukishin 

アメリカの日本庭園専門誌『数寄屋リビングマガジン/ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング(Sukiya Living Magazine: The Journal of Japanese Gardening)』が、日本国内の日本庭園約1000か所を対象に実施した「2020年日本庭園ランキング」を発表し、当館の日本庭園が「18年連続日本一」に選ばれました。

2021/01/18公表
足立美術館公式サイトより引用

 

 

足立美術館についての見どころや紹介したいものはたくさんあるのですが、

それは、またの機会に少しづつこちらのブログでご案内していきたいなと思っています。

 

足立美術館茶室『寿楽庵』(じゅらくあん)

ということで今回は、特に新年にふさわしく縁起の良いお抹茶をいただくことができる茶室『寿楽庵』を紹介したいと思います。

 

お茶室『寿楽庵』は足立美術館の拝観順路の最後の方にある、一番奥に構えてあります。

この『寿楽庵』はご希望のお客様に見学を兼ねて、お抹茶と和菓子を提供しています。

 

☆茶室見学+お抹茶(お菓子付き)料金 1000円

 

以前は畳敷きの部屋になっていましたが、現在はテーブルに椅子というかたちで、正座ができないという方でも入室し、お抹茶をいただくことができます。

 

こちらのお茶室『寿楽庵』では、お茶の作法を知らなくても気軽にどなたでもいただけます。

 

純金の茶釜

ではなぜ、縁起の良いお茶なのか?

じつはここ『寿楽庵』で使っている茶釜というのは、重さ3kgの、純金の茶釜なのです。

この純金の茶釜は、昭和45年の足立美術館創立のとき、開館の記念に造られたそうです。

 

縁起が良いと言われるのは、この純金の茶釜で沸かしたお湯で点てたお茶をいただくと、「招福と延命がもたらされる」とされているからです。

もっともこれは実際そうなのか? という疑問が湧きますが、その辺りはお抹茶をいただかれた方の気持ち次第ということで……(^^;)

 

まあ、その気持ちが一番大事ですから、そんなふうに思いながら、この純金の茶釜のお湯でお茶をいただくということが心を落ち着かせ、精神的に良いことなのかもしれません。

       f:id:sikanosuke6:20220103231153p:plain

(借財イメージ写真につき本文内容とは異なります)     

 

こちら『寿楽庵』では、お茶を出していただき、一服いただいてる間、職員の方が、ここで使用しているお茶碗、お抹茶、お菓子、およびお茶室内などの説明をしてくださいます。

掛け軸であったり、香炉、茶花はもとより、柱ですとか、戸袋に描かれた水彩画の説明などもしてくださいます。

(お詫び)上記下線付きの情報は何年か前のもので、2022年1月現在、説明付きかどうかは不明です

 

純金の茶釜は、職員の方がお抹茶を点てられる水屋と呼ばれる場所に置かれ、格子窓から観ることができます。

 

生の掛け軸

そして足立美術館ならではの、生の掛け軸がこのお茶室『寿楽庵』に掛かっています。

 

『寿楽庵』の掛け軸は床の間のものとは別に、壁に生の双福対を成したものがあります。

壁がくりぬかれ窓を掛け軸に見立ててあるため、外の日本庭園が一対の掛け軸としてご覧になれます。

四季折々、またご覧になる角度によって僅かづつ掛け軸の画も趣が異なってきます。

 

f:id:sikanosuke6:20220103170117p:plain

(借財イメージ写真につき本文内容とは異なります)

 

純金の茶釜のお湯で点てられたお抹茶をいただきながら、生の掛け軸から白砂清松のお庭を眺めることができます。

 

足立美術館では撮影可能な場所等が極限られていますので、残念ながら実際の写真にての紹介は困難なため、省略しておりますことをご了承ください。

また、本記事内の情報は年月を経ている情報であるため、差異がございましたらお許しくださいませ。

足立美術館ホームページ、もしくはお電話での確認をお勧めいたします。

足立美術館tel 0854-28-7111 代表

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は島根県安来市にある、足立美術館のお茶室『寿楽庵』についてご紹介しました。

 

日本庭園で定評のある足立美術館。

 

その中にあるお茶室『寿楽庵』でもてなされるのが純金の茶釜で沸かしたお湯で点てられたお抹茶。

招福と延命がもたらされるという、なんとも縁起の良いお抹茶です。

 

生の掛け軸から、四季それぞれ、その時その時の風情も共に味わいながら、出雲の国の旅の思い出に優雅なひと時を過ごしていただくのもおすすめです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。


人気ブログランキング


全般ランキング