こんにちは。
好奇心からの便りです。
「高校生に戻ったらしたいこと」
ズバリ! 勉強ですね。
別にいい子(←【子】にかなり違和感ありますが無視してください)ぶっているわけではありませんが。
私は小学校、中学校時代は勉強にはあまり熱を入れていませんでした。
図書館でせっせと本を借りて読むことはしても、勉強はほとんどしない子でしたので……能力的についていけない子(?)と言った方が正しいかも。
高校生になっても、文系、主に国語や社会科系、自然科学などはそこそこ楽しかったのですが、それ以外の科目においてはただ何となく(仕方なく?)授業を受けていたといっていいかもしれません。
しかし、3年生になってから急激に勉強の面白みを抱き……とは言うものの、やはりやる気が出たのは国語系や社会科系などでしたが……。
定期的なテスト勉強も中学生時代とは打って変わって、ずいぶん楽しんで取り組んでいたように思います。
とは言え、よく言われる「子どものころ、学生のころ、もっと勉強しておけばよかった」という思い、まさしく大人になってからそれを感じました。
「しておけばよかった」ではなく
「したかった」のほうがしっくりきます。
逆に、なんでもっと勉強しなかったのだろう? と。
大人になってからの勉強に対する気持ちを、高校生のとき、あるいはそれよりも前に抱いていたら、いくらでも勉強したのに、そんな風にさえ思いました。
私たち世代が高校生くらいの頃は現代ほどに大学進学率は高くなく、大学進学なんて言葉は私には縁のないもののように感じていました。
もっとも、仮に血迷って入試を受けたとしても、合格など天地がひっくり返るくらいの奇跡でも起きない限り、私の能力では到底無理なことだったのです。
ただ、卒業を控え就職が決まってから父がふと口にした言葉。
「短大でも行くなら行かせてやったのに」
私には衝撃でした。
大学に行けるような実力もなかったし、たとえ短大と言えども、進学となるとそれなりのお金もかかります。
田舎なので実家から通えるようなところに大学もありません。
経済的なことや、わたし自身の基礎的学習能力を考えれば大学進学はおろか、大学受験なんて異世界のことに感じていましたから。
ですから父からのあのひと言は、私には思ってもみないことだったのです。
ですがそれから数か月、1年、2年と経つうちに父の言葉が時に触れ思い起こされて
「短大でいいから行きたかったな」
「もっと勉強していれば……進学できるくらい勉強しておけばよかったな」
「大学(短大)に行って、もっと専門的なこと学びたかったな」
そういった思いがふつふつと湧いてきました。
それと同時に父がそんな風に思ってくれていたということに感謝の思いも湧きました。
あの時の父の言葉を、高校3年の初め頃聞いていたらもしかしたらその気になってもっと真剣に勉強に力を入れたかなと問えば、正直わかりません。
それ位自分の学力に自信がなく「そうは言ってもこの私が大学進学なんて馬鹿げた発想でしょ」と……。
でも、今回のこのお題「高校生に戻ったらしたいこと」を考えたとき、やはり一番には、あの頃に戻れたら進学するとかしないとかは関係なく、もっともっと勉強する! と、取り返せない過去の自分に期待したのでした。
しかしながら、人生死ぬまであらゆる面で学びです。
ブログ名にある「好奇心」にはそういった意味も含まれています。
何歳になってもアンテナを張って好奇心をくすぐられることをキャッチして学ぶ、向学心を抱く、そんな生き方でありたいと感じています。
ご訪問ありがとうございました。
好奇心からの便りでした。
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