好奇心からの便り

好奇心旺盛に神々の出雲の国周辺や、日常の気になる情報をお届けします。

電気代月200円台⁈ 稲垣えみ子氏の超節電生活 NHK『あさイチ』より

こんにちは。

好奇心からの便りです。

 

 

さすがに暖房器具が必要な気候になってきました。

そこで気になるのが電気代。

暖房器具って電気代が一気に上がりますよね。

 

でも、月々の電気代が200円程度だとしたらどうでしょう?

現代の一般家庭でその金額に抑えるのはなかなか困難ですよね。

 

今回はその月々200円台の電気代で日々快適に暮らしていらっしゃるジャーナリストの稲垣えみ子さんのお話をしたいと思います。

 

先月、NHKの番組『あさイチ』で2023年7月21日に放映されたプレミアムトークでジャーナリストの稲垣えみ子さんをゲストにお迎えされた回のものを再度放送していました。

稲垣えみ子氏とは?

稲垣さんをご存じの方も多いと思いますが、ざっとかいつまんでご紹介すると、稲垣えみ子さんは1987年朝日新聞社に入社され、新聞記者や論説委員、編集委員などを務めておられました。

 

また、連載コラムも担当しておられ、東日本大震災後に始められた超節電生活を綴ったコラムが大反響を呼び、テレビ番組などにも多数出演しておられます。

 

稲垣さんの肩書と、トレードマークであるアフロヘアの見た目とのギャップは、さらに注目度をアップさせた要因とも言われたりしているようです。

 

彼女は50歳のとき退職し、現在はフリーランスで活動しておられます。

『魂の退社』『もうレシピ本はいらない』『一人飲みで生きていく』など著書も多数あります。

 

超節電生活

さて、NHK『あさイチ』で稲垣さんにスポットが当たったのは、彼女の現在のライフスタイルにありました。

 

それが超節電生活です。

 

節約術や、やましたひでこ氏の商標登録となっている『断捨離』のようなもの、またはミニマリズムなどは、今や数多くの方々が実践されメディアにもとりあげられたりしています。

 

しかし、この稲垣えみ子さんが実践されている「超節電生活」というのは馴染みが薄いのではないでしょうか。

 

稲垣さんが節電を意識されたのは東日本大震災のときの原発事故がきっかけだったと言われます。

そこから電気料金を今までの半分に抑えるよう努力されたようですが、なかなか目に見えての効果はほとんどなかったと言います。

そこで自分なりに打ち出された解決策が、「電気は無いものと思って」というものでした。

 

稲垣流 超節電生活の実態

稲垣さんは、それまで普通に電化製品に囲まれていた暮らしを改め、電化製品の殆どを手放しました。

 

冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機、エアコンなど。

 

冷蔵庫が無いので野菜などは余ったら天日干ししたり、ぬか床に漬け込んだり。

こうすることで傷みを防ぎ、栄養価や甘味などもアップして捨てることなく使い切ることができ一石二鳥だと言われます。

手軽に作れる野菜やハーブなどはベランダで栽培しているのだそうです。

 

ちなみにガスはカセットコンロで済ましているとのこと。

食事は主に一汁一菜にあとは自家製の梅干しや漬物を添えてというのが定番のようです。

玄米のご飯も鍋でカセットコンロを使って炊くので、毎回同じ炊き具合とはいかず、しかしそれもまた楽しんでおられます。

 

 

 

とてもシンプルだけど無駄もなく、でもひと品ひと品、日本人の昔からの生きるための知恵が活かされている、そんなことを感じました。

 

洗濯は一人住まいなので、洗濯物の数も少なく、タライを使って手洗いし、天日に干します。

 

照明は月明りなどを利用し、最低限必要な場所(一箇所)以外は電気での照明灯は点けません。


 

 

 

気になるのが冷暖房です。

昨今、気候変動は激しく、特に夏季は猛暑、酷暑といった日が年々増加しています。

 

35℃、40℃といった最高気温の表示にあまり驚かなくなった気もしますが、それだけ温暖化のせいでしょうか、平均気温はひと昔前に比べ、ずいぶんと上昇しています。

 

そんな中でのエアコンなしの生活、かなりきついと感じます。

暑さ対策に稲垣さんは日中はパソコンを持参して、近くのカフェなどで仕事をされているそうです。

お昼時になると一旦帰宅し、自宅で自炊した昼食を取り、午後またカフェに行って仕事をするというスタイルで過ごしておられるようです。

 

稲垣さんが得たものは

彼女が電化製品を手放し、超節電生活を始めたのは当初、試験的なものだったのでしょう。

東日本大震災での原発事故。

果たして原発に頼らなくても暮らしていけるのか?

現段階での日本ではまだまだ難しい課題が山積みです。

 

それならばと個人的に電気に頼る暮らしを少し手放してみようとされた結果が月々の電気代200円台程度の今に至ります。

 

稲垣さんは、初めは多少の不安を抱えながらも、ほとんどの電化製品や、ガス契約もやめて暮らしてきた結果、案外困ることなくやっていけるんだと身をもって体験し、更には、このことによって良いことが増えたと仰っています。

 

生きていくことは食べていくということで、そのために必要なお金というものはこの程度で充分だったのだと悟ったと。

 

無理のない原点に還った暮らし方で自身の生き方に納得でき、本来の生きるための在り方を感じとることができた、そんな感じでしょうか。

 

おわりに

 

稲垣さんの暮らし方を同じようにやろうとはなかなかできることではありません。

ですが、私たちはその根底にある、本来生きていくうえで無くても困らないものに案外翻弄されて暮らしていることに気付けたのではないかなと思います。

 

皆さんはどう受け止められたのでしょうか?

 

お立ち寄りありがとうございました。

好奇心からの便りでした。

 

 

 

 

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