月で生活できる開発計画というものがあるという話題をTVで放映していたのをほんのチョット拝見しました。
地球のみならず、月まで環境破壊するのか? というのが第一印象でした。
こんにちは。
好奇心からの便りです。
☆月面居住空間の開発とは?
月の有効活用にむけて、月面都市という構想の研究開発計画があるそうです。
時代は移り変わり、この文明社会で多方面での新たな開発を目指すことは自然な成り行きかもしれません。
「昔の暮らしはのんびりしていて、人間らしさがあって、心にゆとりがあってよかった」
そんな声もあると思います。
しかし、進歩しなければ生き残れない時代になってきている部分もあるのかなという思いも否めません。
そうした中で、冒頭に挙げた月においての開発なるもの。
TVが伝えていた内容のほんの一部しか視聴していませんでしたから、詳細はつかめませんでしたが、ゆくゆくは月面や月の内部にも手を加え、月面固定式住居などの開発プロジェクトの構想が進んでいるというのです。
月利用の開発については、日本を含む世界数か国がなんらかの構想計画を進めていて、宇宙開発のうちのひとつであり、それらの活動は活発化してきています。

今回のこの月面開発は、月にある貴重な鉱物資源や、大量の水(およそ60億トン)の存在も明らかにされていることから、それらの月資源利用の開発をはじめ、さらにその先を構想していくというものなのだそうです。
それが最終的にはいわゆる月面での生活空間、居住空間を構築するというもののようです。
これは民間企業でさえも月でのビジネスやプロジェクトなどを生み出すための挑戦がすでに始まっています。
(「月面都市ムーンバレー構想」 日本 アイスペース など)
☆月面居住空間開発の必要性は?
さすがにそこまで来た⁈
というのが実感です。
はたして、そこまで人類にとって、地球の生物にとってそれは必要? と思わざるを得ない気もします。
古をさかのぼればたしかに、ジュラ紀があったかと思えば、氷河期を迎えとてつもなく大きな生態系が崩れていきました。
そういう地球の大規模な気候変動や地殻変動、それらの天変地異によってもたらされてきた環境で地球生物の生態は変わってきています。
と同時に、我々人間も徐々にその環境や時代に則して生き方も変わってきています。
ですがそれらは抗うことのできない自然現象。
人類の手による宇宙開発とは全く別物です。
とは言え、たとえば今21世紀2023年、ドローンが飛ぶこの令和の時代に石槍を担いで獲物を捕りに行ったり、あるいは十二単(じゅうにひとえ)を着てしずしずと歩き「わらわは……」などと今でも言っているのかといえば、そんな人一般人ではまずいないでしょう。
やはり何かしら時代とともに変化していくのは致し方ないことだとも感じます。
でもだからといって地球の外にまで地球人の住処を造っていいのかと疑問は浮かびます。
月や火星にまで生活空間を広めなければならないほど地球は限界なのでしょうか?
あらゆるものの変化のスピードは昔と異なり特段に早まっています。
幼いころ観ていたSF映画の世界が何十年も掛けて現実に近づいたのに対し、昨今は夢のような想像の世界が数年ほどで具現化するようにさえなりました。
「そんなマンガや映画の世界じゃあるまいし」
などと吞気にしていると、気付けば我々のとても近しい子孫が月で生活しているということもあり得なくはないかもしれません。
☆宇宙規模の環境破壊への懸念
さて、今回一番気になったのは環境破壊という観点です。
地球の環境問題が表面化してきてからかなり時が経ちました。
そしてそれは少しづつ環境の保全、もしくは改善、回復に向け世界規模で問題解決のための試行をしています。
ですが、それすらなかなか環境を守る、元に戻すということは困難で、先が見えません。
だからと言って、地球の外部に救済の手段を求めるのはいかがなものでしょう。
そんな状況の中での月面開発プロジェクト。
こういう言い方をすると語弊があるかもしれませんが、地球を使い捨てする、そんな風に表現してしまいそうです。
地球を救う前に月、宇宙にまで乗り込んで新たな開発を試みる。
それって月まで破壊することになりはしないだろうかと科学や環境問題に素人である私個人は危惧します。
単純に考えて、宇宙の一部である月だとか火星だとか、そういったものを地球人が好き放題にいじくりまわして宇宙の磁力やエネルギーなどに影響を及ぼし、果ては取り返しのつかないことが宇宙規模で起こるのでは? と凡人並み以下の稚拙な思考で不安を抱いてしまいます。
☆月と地球の逆転???
月を眺め、月でうさぎがお餅をついている……そんなファンタジックな夢を連想する時代は終わったのかもしれませんね。
今のこどもたちが大人になった時、月を眺めて
「今度さぁ、うちもあの辺に土地を買ったから移住しようと思ってるんだ」
そんな日も遠くはないかもしれません。
そのとき、この地球はどんな姿をしているのでしょうね?
ひょっとするとすでに月から地球を眺め
「あぁ、あの辺りに母国があったんだよ。ちょっと今度久しぶりに行ってみる?」
そんな会話がなされたりするのかな。
古民家カフェならぬ、使い捨てではない古惑星活用を考えるプロジェクト……なんていうのも生まれるのでしょうか?

☆おわりに
壮大で夢のようなロマンを感じる、と、捉えることもできますが、すでに現実として形がつくられつつあると思うとなんだか複雑な思いですね。
以上、好奇心からの便りでした。
ご訪問ありがとうございました。
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