「もっとも」を付けたい先生が2~3人はいらっしゃいますが、あえて一人挙げるとするなら、そうだな、高校時代の恩師I先生でしょうか。
こんにちは。
好奇心からの便りです。
さっそくお題についてお話ししますね。
「もっとも印象に残っている先生」
ということで、ではその冒頭の恩師I先生、何が一番印象に残っているか。
それは、いつも授業が脱線することと、質問の仕方。
まずひとつ目。
とにかく脱線するんです。
で、なんの話になっちゃうかというと、一番多かったような気がするのは、当時先生の大好きだった女性人気歌手(仮名Yさん)の話題。
クラスの生徒9割以上が、Yさんのファンだったんじゃないかと思います。
ひとり位はライバル的存在の別の歌手が好きな生徒もいたようですが
(本当はほかにも隠れファンがいたかもしれない)
そういう状況だったので、この先生の脱線する授業は教室内が笑いに溢れることが度々ありました。
それに加えて、脱線の話ではありませんが、こんなことも思い出に残っています。
時間割がI先生の授業の前にN先生の授業が組まれていることが多くありました。
1週間の時間割は当然決まっているので、毎週同じパターンになるわけですが、このN先生の授業、いつも延長になってしまうのです。
となると、どうしても次のI先生の授業に影響を及ぼすんです。
ごくごくまれに授業変更があってI先生と、N先生の授業の順番が逆になるときがありました。
I先生 「お? 次はN先生の授業か。じゃあ今日はお返しに延長しよう( ̄▽ ̄)♪」
なんて言って少しだけ延長されたこともありました。
もちろん私たち生徒は
「賛成‼」
となるのです。
(中には反対したかった人もいたのならゴメンナサイ)
なんで私たちは賛成するのか?
N先生の授業は退屈するんです。そんなことはない! という人もいたかも?
I先生の脱線する授業が楽しいんです……ここでもやっぱりそうは思っていない生徒がいたのならゴメンナサイ。
なんかクラスに一体感が生まれるんです。
ただ、これって進学校じゃないから許されていたのだと思うんですよね。
進学校だったら逆に生徒から先生へ苦情がくることでしょう。
「くだらない話ばっかりしないで授業を進めてください! 時間の無駄です!」ってね(^^;)
あ、そう、そう。
I先生の口癖。
「人生無駄なことは何もない。無駄をしろ」
全てのことが知恵になったり、戒めになったり、何かしらの土台になるということなんでしょうね。
この言葉もずっと頭の中に残っています。
そっかぁ、先生の脱線話も無駄ではなかったのかぁ……⁈
そしてこのI先生の印象に残っているもうひとつのこと、授業中の質問の仕方。
このくだりは以前にも(サブブログに?)触れたような気がするのですが、インパクト強すぎて気に入っているので再度ご紹介します。
先生 「これが解る者?」
生徒、数名挙手
先生 「解らない者?」
半数以上が挙手
しつこく先生 「解るか解らないかがわからない者?」
なんとなく数名挙手
更に懲りずに先生「解るか解らないかがわからないことがわからない者?」
……。
とっちらかってる先生「解るか解らないかがわからないことがわかるかわからないかがわからない者???」
なにを言ってるんだか……(;''∀'')
冷静になった先生 「○○、君はどれだ?」
これ、いつものことで、みんな知っています。○○さんがどれにも手を挙げないこと。
信念を貫く○○さんに脱帽。
先生も彼女が手を挙げないだろうと分かっていて目星をつけているんです。
というか、先生は確信しているんですね。
だから彼女が手を挙げるかどうかをちゃんと見ておられる。
どうかしたら彼女しか見てなかったのかも⁈
正にゲーム感覚ですね。
私たちの中に、この流れはこうなるよね的な、良い意味での「笑い待ち」のような期待があったと思います。
この時もやっぱりクラス全体がひとつの平和な空気感を作っていたような気がします。
いつもこんな感じなので、印象に残るのは当然なんです。
昨年、ン十年ぶりに偶然(半分計画的?な偶然)、このI先生にお目にかかりました。
ちゃんとした大人な紳士になっていらっしゃいました(⁉)
(サブブログ過去記事 奇跡の再会編↓)
あのころの授業、楽しかったな。
そんなこと思い出しながら、今回、このお題の記事を書かせていただきました。
授業が楽しくなるかならないかって、先生のキャラが大きく影響するんですよね。
あの頃のこと、クラスメイト達、覚えているかな?(*^_^*)
以上
好奇心からの便りでした。
お立ち寄りありがとうございました。
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